◆介護保険制度のねらい
介護保険とは老後の不安要因となる介護を国民がみんなで支える仕組みです。これまでの介護の現状は、家族が中心の介護となっていて、その多くは女性が負担となって支えています。介護保険制度革は、老人介護を社会的仕組みを変えようとするものです。
介護サービスを福祉給付制度から社会保険方式に変更しており、広範囲で費用を分担してもらいます。介護保険は利用者の選択によって保健や医療、福祉のサービスを総合的に受けられる仕組みです。
介護保険制度は介護を医療保険から切り離して、社会的入院解消の条件を整備することや社会保障構造改革の第一歩となる制度です。
◆介護保険制度の運営主体
介護保険制度の運営主体は、市町村や特別区(23区)です。保険者は、保険料の徴収や被保険者の管理を行ったり、国、都からの負担金や保険料収入などを財源にして保険財政の運営を行いながら、要介護者へ所要の保険給付を行います。
介護保険制度の始まりは平成12年4月からで、制度の改正は平成18年4月に大きく変更されました。
◆介護保険制度の対象者等
・被保険者となる場合(次のいずれかに該当したその日から発生します。)
医療保険に入っている方が40歳になった場合(誕生日の前日から)
40歳以上65歳未満の方が医療保険に加入した場合
医療保険に加入していない方が65歳になった場合(誕生日の前日)
適用除外施設から退所した場合
・被保険者でなくなる場合(次のいずれかに該当する場合です。)
第2号被保険者が医療保険加入者でなくなった場合
死亡した場合
適用除外施設に入所した場合
介護保険サービスのなかで施設サービスというものがあります。これは施設に入所して生活を行いながら、生活援助をうけたり身体介護や栄養管理などのサービスを受けるものです。3つの種類がありますが、いずれも要介護の場合のみ利用することができるようになっています。「介護老人福祉施設サービス」は「特別養護老人ホーム」という名で知られています。
日常生活のなかで介護や機能訓練、レクリエーションなどがサービスの中心となっております。特別養護老人ホームはとても人気が高いので全国で数十万人もの待機者がいると言われています。もしも、特別養護老人ホームの利用を考えている人は、なるべく早めに申し込みだけでもしておくと良いかもしれませんね
「介護老人保健施設サービス」は、一般には「老健」と呼ばれています。これは、病状は安定しているものの、退院してすぐに自宅へ戻るのは不安という場合に利用することができ、病院と自宅の中間的な役割の施設になっています。なるべく早めに自宅に戻れる状態にすることを目的としているので入所期間は3~6カ月程度と短めに設定されています。