介護保険改正後の問題点のなかには、ケアマネジャーの養成が不十分だという側面もあるようです。なかには利用者の立場に立ってケアプランを立てていき必要な場合には利用者に対して厳しいことも言えるケアマネジャーもいるとおもいます。しかし一方で、事業所の営業担当のようなケアマネジャーもいます。ほかにも利用者に振り回されているケアマネジャーや要介護度別にパターン化したプランしか立てることができないケアマネジャーもいます。要するに、これは意識がみなばらつきがあるということです。
介護サービスについて一律カットしたのは、厚生労働省はケアマネジャーを信頼していなかったということが読み取れます。必要なサービスか、過剰なサービスなのかをケアマネジャーがきちんと判断できると考えているのであれば原則カットですが、個別事情の勘案についてはケアマネジャーに委ねる、というような方法も取れたとおもいます。しかしそれ以前に、過剰なプランはなかったはずだとも言えるとおもいます。ケアマネージャーは、できてから日の浅い資格なので時間を掛けて、高い意識を持つ人材を育成していくべきだと思います。
介護施設などの利用者の立場に立つということを、利用者におもねる、また甘やかす、言いなりになることだというように勘違いしているケアマネジャーも、中にはいるとおもいます。その勘違いは改めていったほうがよいでしょう。また一方で、ケアマネジャーが適切なケアプランを作るために仕事に専念できる体制も整えなくてはなりません。無意味な書類作成に振り回されたり、面倒をほとんどケアマネジャーがみな背負うかのような体制のままだと介護の理想など追い求めている余裕はないとおもいます。
日常は特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの施設で暮らしているお年寄りのかたも、年末年始は一時帰宅して家族と一緒に新年を祝うこともありますよね。施設生活がいくら快適なものだったとしても、大切な家族に囲まれて過ごす時間は特別なものです。何週間も前から、お正月を指折り数えて待つというお年寄りもけっして珍しくはありません。
ただ、心身が弱くなったお年寄りにとって生活環境が変わる一時帰宅はさまざまなリスクが伴うこともあります。家族としてそのようなお年寄りの一時帰宅を受け入れるときの注意点について、ご紹介します。まずはしっかりとした健康管理をおこないましょう。抵抗力の少ないお年寄りにとって、冬場は体調を崩しやすい季節です。
風邪やインフルエンザなどの感染症には特に注意が必要となります。もしも一時帰宅の予定が決まったら、お年寄り本人だけでなくて家族も手洗いやうがいをこまめにするようにして健康管理に気を配りましょう。うっかりインフルエンザなどに感染させてしまったまま施設に帰してしまえば他の入居者たちにも感染させてしまうこともありますし、大きなトラブルになる恐れもあります。